他業種からの転職
Ｂさんは、大学で経済学を専攻し、企業へ就職し、営業マンとして働いていました。しかし、両親が相次いで病に倒れ、仕事を辞めなければならなくなってしまいました。自分が仕事をしなければ、入院費や介護に必要な費用を作れないという切羽詰った気持ちもあり、家から通える範囲での仕事を探し始めたそうです。しかし、地方という事もあって、どこの会社も、営業として迎え入れることは難しいと断られる日々が続いていました。近くに大きな工場はあったのですが、職種が違うという思いから、避けていたと言います。しかし、どうにもこうにもならなくなり、工場の近くに行って見たところ、そこの責任者らしい人に偶然会い、話を聞く事が出来たそうです。
その人は、派遣で赴任して来たそうで、寮に住んでいるという事でした。その人は、以前フリーターとして働いていましたが、派遣に登録して、ある程度安定した収入を得たいと考えたそうです。そこで、派遣社員となり、ここに来ているのだと話してくれました。工場の仕事は、経験があればそれに越した事はないけれど、派遣会社を通して就職すれば、未経験でも、他業種からでも、十分採用して貰えるという事を聞いたのです。そこで、Ｂさんは、工場系の派遣を考える様になったそうです。
